FXで勝つ為に絶対必要な2つの理論があるのですが、その1つがプロスペクト理論。
理論?と聞くだけで、拒絶反応が出てしまう方もいるでしょう。しかし、わくとんFXブログのモットーはイメージしやすい伝え方を意識していますので、なるべく分かりやすく重要なポイントだけをお伝えしますので、どうか最後までお付き合いください!
プロスペクト理論
1979年にダニエル・カーネマン(アメリカ合衆国:心理学者)によって発展した「行動経済学の基礎」とも言われる理論の事を言います。
プロスペクト理論をネットで調べてみると、このような事が書かれています。
「不確実な状況下で意思決定を行う際に、事実と異なる認識の歪みが作用するという意思決定モデルを表した理論です」
。。。とても分かりにくかったので、具体的な例を次にご紹介したいと思います。
宝くじを買ってしまう心理
こんな経験をしたことはありませんか?
当たらないと分かっているのに金銭的に追い込まれてしまうと「ひょっとしたら当たるかも」と考えてしまい、普段なら買わない宝くじを購入してしまった事。
この行為こそがプロスペクト理論にある「事実と異なる認識の歪みが作用」した瞬間なのです。
当選確率はめちゃくちゃ低いのに、どうして買ってしまうのでしょう??
確率加重関数(かくりつかじゅうかんすう)
先に言っておきますが、言葉は覚えなくて全然大丈夫ですのでサラッと流しましょう。※イメージすることがとても重要です。
普段の生活において、色々な確率に触れて生活していることは分かります。例えば「降水確率」「合格率」の事です。
一見、数字で示されていると「分かりやすい!」と思うのですが、実は正しく理解できていないのです。
ここで、確率加重関数とはどんな内容が示されているかを知っておきましょう。
1)高い確率は実際よりも低く感じてしまう(過少評価)
例えば、成功率90%の手術があったとします。
90%も成功率があるのですから、ほぼほぼ大丈夫のはずが、10%の確率で失敗するのでは?と、そちらに心配を覚えてしまうような事。
2)低い確率は実際よりも高く感じてしまう(過大評価)
先ほど例にあげた宝くじ。
年末ジャンボ宝くじの当選確率は、たった0.000005%だそうです。1/20,000,0000です。
なのに、「ひょっとしたら当たるかも」とか「誰かは当たるしなぁ」と考えてしまい、実際の確率よりも高く見積もってしまうのです。
これら例にあげたような事を殆どの人が経験をしたり、考えているのです。
まとめ
FXトレードでは、このような難しい言葉を覚える必要はありません。
しかし、例にあげたような人の心理は絶対に知っておく必要があります。
この記事を読んだ下さった方にもう一度お伝えしておきます。
1)降水確率は10%です。傘は置いて行きましょう。
2)年末ジャンボ宝くじ。近畿二府四県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)で一人しか
当選しません。
だ・か・ら ドリーム(夢)ジャンボって言うのです。
「確率」は正しく理解できていない。これだけ覚えておけばプロスペクト理論は十分です。
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