FX初心者や勝てないトレーダーの悩みの一つにエントリーした途端に逆行して負ける事があげられます。
常勝トレーダーの方でも昔はそんな時代を経験しているはずです。
このような負け方(損切り)が続くと、損切り位置にも自信が持てずチキン利食いを繰り返し(コツコツドカン)ます。
しかし、この様な逆行に繰り返しあう人は少しのきっかけで勝ち癖(※関連記事はこちら)が身につくことがあります。
そこで今回は、初心者の方や勝てないトレーダーで、エントリーした途端に逆行して負ける人に向けた手法の一つをご紹介したいと思います。
【FX初心者】でもマネをするだけで勝ててしまう?
プロの野球選手が、あなたにマンツーマンで手取り足取り「投げ方・打ち方」を教えたとします。
野球経験のない人や野球経験者であったとしても直ぐにマネができるか?と聞かれると、答えはNO(ノー)です。
プロの世界はそんなに甘くありません。
しかしFXの場合、エントリーをする際の「マウスのクリック」や「キーボードのエンター」を押す作業にプロと素人に差は有りません。
プロトレーダー(常勝トレーダー)との違いは、エントリーのタイミングと利確(もしくは損切り)の考え方に差があるだけなのです。
要するに、エントリーのタイミングと利確のタイミングを横でマネをするだけであれば誰でも勝てると言う事になります。
ただ、横で懇切丁寧(こんせつていねい)に教えてくれるプロのトレーダーはいないので、ここではインジケーターを使った「エントリー・利確(損切り)」のタイミングをご紹介します。※マウスのクリックやキーボードのエンターを押す作業ではありません。繰り返し練習が必要になると言う事を先ずは意識してください。
これを知るだけでエントリー後に大きく逆行して負ける事は激減します。
【どんな手法】でも繰り返し練習する必要がある
手法を知る前にとても重要な事を知っておいてください。
インジケーターを使うと言う事は同じようなパターンが発生する事はあっても、全く同じかたちになる事はありません。
これは、どのインジケーターを使っても同じ事が言えるのですが、ローソク足そのものが同じ値動きをしないからです。まぁ当然ですが。
この事からも分かるように、手法を使う場合は同じようなパターンを見極める能力が求められるのですが、手法を学んでも勝てない人が多いのは、繰り返し練習(検証)をしていないからなのです。
この事を前提に、ここから先は具体的な手法について解説致します。
インジケーターの設定について
今回使用するインジケーターは「ボリンジャーバンド」「RCI」の2つです。
※お使いの口座によってはRCIが使えないものがあります。使用方法についてはこちらまでお問い合わせください。
※MT4やMT5をご使用の方・・・RCIチャートが入っていませんので、こちらから無料でDLできます
1)ボリンジャーバンドの設定
・移動平均線の表示と±σ2(標準偏差)を表示させます。
2)RCIの設定
・短期、中期、長期の3本線を表示させます。 ※この3本線の設定値が重要。
設定が終わると、※チャート画面1のように表示されます。 ※各インジケーターの色はお好みで。
使用するインジケーターと設定についてはこれだけです。
エントリーポイントについて
ボリンジャーバンドとRCIを表示させる事ができればここからはエントリーについての解説です。
◇チャート画面1の説明
・15分足チャート
・ボリンジャーバンド (移動平均線:紫・±σ2:紫)
・RCI (短期線:赤 中期線:橙 長期線:黄)
・パラメーター (+85 -85 ※チャート画面2)
パラメーターの設定は目安で使うだけなので、±80でも可。
◇エントリーポイントの説明 ※チャート画面3(ロング:チャート左側 ショート:チャート右側)
チャート画面3:RCIの赤矢印(下段のチャート)を見てください。
短期線・中期線・長期線の3本が、パラメーターの-85を下回り、反転を始めたところです。
その赤矢印の上(ローソク足チャート)にも赤矢印がありますがここでロングです。
ロングの根拠は次の通りです。
1) 陰線の勢いが弱まった。
2) ローソク足の実体が-2σを超えた(赤矢印)。
3) RCIの短期線・中期線が上昇を始めた(赤矢印)。
このロングエントリーについては、1)~3)がエントリーの根拠となります。
では次に、ショートエントリーの根拠について。
これは、先ほどのロングの場合と違い、RCI長期線(黄)が+85まで達していませんがここでショートです。
ショートの根拠は次の通りです。
1) RCI短期線・中期線がRCI+100にタッチしている。
2) ボリンジャーバンドの移動平均線が下がっている。
3) +2σ 付近で上ヒゲを確認。
このショートエントリーについては、1)~3)がエントリーの根拠となるのですが、ショートエントリー 2)の移動平均線について解説をしておきます。
先ほどのロングエントリーのチャートをもう一度見てください。
こちらも移動平均線は右肩下がりですが、ロングエントリーをしています。
これが上述した「同じようなパターン」の一つになります。
必ずしも移動平均線の向きに合わせて、ロング・ショートを決めるのではなく、全ての情報を瞬時に判断してエントリーをする必要があるのです。
また、これらのエントリーについては一例に過ぎませんが繰り返し練習をすることでエントリーの感覚が分かるようになります。
★★★ この手法と合わせて「水平線を意識」すると効果絶大です。
利確と損切ポイントについて
RCIのエントリーに慣れてくると、損切と利確ポイントが自然と身に付きますが最初のうちは直近高値・安値で損切でも良いかも知れません。
エントリーポイントが分かると言う事は、それが逆ポジションの際の「利確ポイント」になります。
先ずは、エントリーポイントを覚えることに専念してみてください。
【FX初心者・勝てないトレーダー】に必要なもの
お伝えしました手法だけでも充分勝てるのですが、勝ち続けるには資金管理(※関連記事はこちら)も重要になりますのでこれを機会に覚えてみてください。
その他には、リスクリワード(※関連記事はこちら)も覚える必要があるのですが、先ずは手法を繰り返し練習することをおすすめします。
エントリーポイントの感覚が分かりだしてからリスクリワードを意識するようにした方が理解も早いはずです。
まとめ
FX初心者の方でも情報を拾うのはそう難しくないのですが、情報は捨てる事がむずかしいのです。
勝てないトレーダーの多くが色々な情報(手法)がある事によってどれもが中途半端な習熟レベルで終り、捨てる事よりも拾う事に専念する傾向にあります。
これが「聖杯探し※関連記事はこちら」と言われるものです。
FXで継続して稼ぐ為には一つの事を繰り返し練習する必要があります。
ひとつの事を極めれば充分稼げる(※関連記事はこちら)のですが、情報過多になっている為にその重要性に殆どの人が気づいていないのです。
冒頭申したように、この手法も直ぐにマネができるものではありませんが、繰り返し練習する事でFX初心者の方でも大負けする事は無くなります。
情報を収集することに時間を割くより、一つのスキルを磨く事に専念してみては如何でしょうか。
そのスキルが1つあるだけでも大きく稼げるのがFXの世界です。
今回ご紹介した手法が、FX初心者の方・勝てないトレーダーの方の勝てるきっかけになれば幸いです。
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