「FXで継続的して利益をあげる」。
これは誰もが「成し遂げたい目標の一つ」では無いでしょうか。
そして、ある程度の資産を形成することで今の時代は新しい生き方(※新しい生き方:FIRE【ファイヤ】)を選択できるのです。
そこで今回は、FXで継続的して利益をあげる際に必ず知っておきたい「複利」について解説したいと思います。
意外に思われるかも知れませんが、世界でも最も有名な物理学者である「アインシュタイン(※外部リンク)」が、複利こそ人類最大の発明だと称賛するほど、「複利とは」凄い威力を持っているのです。
【複利とは人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う】
アルバート・アインシュタイン
FXで重要な【複利】ってなに?
私は、FXを20年もの間取引し続けているのですが、この「複利」を知ったのは、恥ずかしながらFXを始めて数年後のことでした。
複利を知るまでは「毎日500円を稼ぐ」を目標に、ひたすら数年もの間1lot(10,000通貨)の取引をしていたのです。
ではここで、複利について簡単に解説をしたいと思います。
・複利 : 稼いだ利益を当初の元本(FXでは証拠金)にプラスして、再び投資(FXは投機)すること。
要するに、稼いだお金でどんどん lot数 を上げるという事です。
逆に、私が数年運用していた方法を単利と言います。
・単利 : 稼いだ利益は毎回受け取り、元本は当初のまま運用する方法。
どれだけ稼いでも、1lot しかエントリーしないという事になります。
今では当然複利を考えて運用をしていますが、昔はこんな事でさえ、情報を得るのに時間が掛かったのです。
複利と単利の違いをイメージしておく
複利と単利についての計算を、私の例で考えてみたいと思います。
1)単利の場合 ※計算条件 : 元本(証拠金)10万円 毎日500円の利益 20日(一か月)
初月:500円 × 20日 = 10,000円(一か月目の利益)
次月:500円 × 20日 = 10,000円(二か月目の利益)
1年後:10,000円 × 12か月 = 120,000円(1年間の利益)
★証拠金10万円と合わせて、資産が220,000円まで増えたので、一年で12万円の利益を得た事になります。
2)複利の場合 ※計算条件 : 元本(証拠金)10万円 毎月10%の利益
初月:100,000円 × 10% = 10,000円(一か月目の利益) ここまでは単利と同じ利益です。
※初月利益は1万円、つまり10万円の証拠金に対して1万円利益なので「10%の利益と計算」。次月以降は証拠金に対して10%の利益を毎月得た場合の計算をします。
次月:110,000円(証拠金) × 10% =11,000円(二か月目の利益)
資産合計額:110,000円+11,000円=121,000円(次月証拠金を121,000円)
次月:121,000円(証拠金) × 10% =12,100円(三か月目の利益) となります。
同様の計算方法で、12か月後(一年後には)の資産はいくらまで増えているでしょうか?
答えは、313,800円(十円以下は切り捨て)。
つまり、利益総額は213,800円になるのです。
単利と複利で1年間運用をした場合の利益の差は 93,800円となります。
複利で5年間運用した場合の利益の差
単利と複利でそれぞれ5年間運用した場合
単利:年間利益=12万円 × 5年 =60万円の利益
これは単純に年間利益を5倍にすれば問題ありません。
では、複利の場合はどうでしょうか。
複利:証拠金10万円に対して、毎月10%の利益 × 5年間 ※計算式は省略
総額 30,448,100円(十円以下切り捨て)です。※証拠金10万円は含む。
単利と複利で5年間運用をした場合の「利益の差」は 29,748,100円となります。
複利を意識してこなかった方からすれば、にわかに信じがたい数字?に見えるかも知れませんが、アインシュタインが人類最大の発明!と言った事に納得できる結果だと思いませんか。
複利を理解すると騙されなくなる?
複利の計算についてこれまで解説したことは基本的な事になるのですが、もっと知りたい方は、ご自身で詳しく調べてみるのも良いと思います。
ではここで、少し違う話しもしておこうかと思います。
以前の記事でも少し触れましたが(※FXで大事なのは「稼いだ金額」ではなく「+何pips?」)、複利を意識するようになると、証拠金に対して何%稼いだのか?が気になると思います。
例えば2つのケースをFXで考えた時に、どちらが稼げるのかを考えてみましょう。
ケース1)
毎月1万円稼げます。※ただし、必要証拠金は1,000万円。
ケース2)
毎月1%の利益がでます。
ケース1)の場合は1,000万円の証拠金に対して10,000円の利益(月間)です。
即ち、10,000円 ÷ 10,000,000円 × 100 = 0.1%
※証拠金の0.1%が利益になるという事。
ケース2)の場合は、前者の場合と違い「利回り(証拠金に対しての割合)」を謳っています。
従って、ケース1)と同様の利益を得たいなら、100万円の証拠金を用意すれば良いのです。
要するに、月間の利回り(証拠金に対して一か月に何%もうかるか?)は、明らかにケース2)の方が優れている事が分かります。
複利を勉強することで、「この手法で○○万円稼げます!」や「○○万円稼いだ手法!」といった類のものに対して、「その手法の利回りはいくら?」って事が気になり始めるのです。
「額面」ではなく、「利回り」を意識できるようになれば、以前お伝えした「リスク・リワード」ど合わせて考える事で常勝トレーダーの道が開かれるのです。
まとめ
これまで「複利」について簡単に解説を致しました。
かなりざっくりとした計算でしたので、もっと詳しく知りたい方は、証券会社のHPなどをご覧になられるのが良いかも知れません。
わくとんFXブログの趣旨は「わかりやすくイメージできる」事が重要だと考えています。
もっと踏み込んだ事を言うと「FXで勝つ為に必要な最小限の情報提供」だけを考えています。
私は勉強することがとても苦手です。
サラリーマン時代も、どちらかと言えば楽して稼ぎたい(効率よく)と思っていました。
専業トレーダーになった今でも考え方は変わっていません。
如何に「効率よく勝てるか」だけを考えているので、残念ながら「細かいFXの知識」は持ち合わせていないのです。※ボリンジャーバンドの計算式?そんなもの知りません!
どれだけ稼ぎたいかは人それぞれ違うと思いますが、同じ100万円を稼ぐなら「楽な方」を選びませんか?
私ならそうします。
そんな方を、わくとんFXブログでは応援しますので、これからも引き続きよろしくお願いいたします。
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