FXトレーダー「全員」が勝ちたいという目標を持っているはずです。
負ける為にトレードをしている人は、恐らくいないでしょう。
FXでトレードをする上で、誰しもが1つの勝ちにこだわる事は当然必要だと思いますが、勝ちにこだわるあまり、負け続けてしまうトレーダーが多いのも事実なのです。
今回は、1つの勝ちにこだわると、どうして負けるのか?について考えてみたいと思います。
トーナメントの戦い方とリーグ戦の戦い方はまるで違う
何度も言いますが、誰もが負けようと思ってトレードをしているわけではありません。
出来る事なら、全てのトレードで利益を出したいのが心情では無いでしょうか。
しかし、トレードで100%勝つということは、コイン投げで100回連続で「表」を出すようなもので、限りなく不可能だという事です。
違った言い方をするのであれば、トレードは必ず負もついてくるという事なのです。
そして、この負け方がとても重要で、今回みなさんにお伝えしたい事なのです。
※私は例えばなしで「野球」の事を書きますが、野球は全くしません。。。。すみません。
トーナメントで戦うイメージを、これまた野球で考えましょう。
夏と言えば「甲子園:高校野球」ですが、その甲子園で優勝する学校はそれまで一度も負けていないのです。
聞けば「当然」と思うでしょう。しかし、初心者トレーダーや勝てないトレーダーは、甲子園の優勝を考えてトレードをしてしまっているのです。
負ける事を許容していないという事です。
こんな事を書くと「損切はちゃんとしている」と言われそうですが、そういう事ではありません。
負け方を考えているか?が重要だと言いたいのです。
エントリーをする時に「これぐらいは利益がとりたい」と思って、ロング・ショートのポジションを持ちますが、それよりも重要な事はどこまで下がることを想定しているか?を考えることです。
私はプライベートでこれまで多くの方にFXトレードを教えてきました。
そこでいつも聞く事は、損切価格の根拠です。
例えば、何となく5pipsの損切を入れるのですが、根拠が無いが為に損切価格にタッチしたのち逆行して負けてしまっているのです。
この行為こそ、トーナメントを戦う負けたくない人の心理だと私は思います。
負けたくないから根拠のない浅めの損切。そして、すぐタッチ。
これではFXで勝つ事は難しいでしょう。
理想は、損切価格をあらかじめ想定しておき、そこに損切ラインを置きます。
もし、損切になったとしても想定内である上、なぜその根拠が間違っていたのか?を知ることができ、次回のトレードで応用できるのです。
トーナメントで勝とうとすると、勝てません。これだけはきっちり覚えておいてください。
勝ち残るのはたった一人だけなのです。
では、リーグ戦とはどのように考えるのか?
これは私のトレードスタイルですが、先に言った「想定の損切」はする上で、決済予定ももちろん決めてからエントリーをします。
そして、決済予定価格まで「ローソク足がどの様に動くか」のイメージを持っています。
イメージ通りであれば当然利確です。
しかし、イメージと違った値動きをした時は、利確も損切も早々にしてしいます。
この方法は賛否両論あると思いますが、そもそも想定外の事が起こっているので、その先はギャンブルトレードの結果でしかないと考え、決済した後に値動きを眺め、次回に応用させるのです。
リーグ戦では負けると分かっている試合に、エースピッチャーを最後まで投げさせることをしない。
これがリーグ戦を戦う上で必要な考え方だと思います。
負ける時はなるべく傷は浅い方が良いのです。
まとめ
リーグ戦とトーナメント戦のどちらで勝負するのか、ご理解頂けたでしょうか。
相当自身のある方は、トーナメントも有りだと思いますが、多数の方は難しいと思います。
私はFXトレードを20年もの間、戦ってきました。トーナメントに参加していたら、自分の今は恐らく無いと思います。
みなさんもFXトレードをこれから先何年も続けたいのであれば、リーグ戦での戦い方をおススメします!
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